[第8回]YOUは何しに道頓堀リーグへ? モンスターズ 鳥居選手の場合

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こんにちは。第8回の今回は、現副代表ーオイルサーディンズー里選手からのご指名で、気になって夜も眠れない選手として、モンスターズー鳥居選手を取り上げます。

里選手ほど長い草野球経験者が、出会った中で最強の道具マニアと言わしめた選手です。

Q:リーグに参加されたのはいつで、どういった経緯だったのでしょうか?

鳥居選手(以下、T):この企画シリーズの第3回に出てました、永田選手と大学が一緒なんです。で、社会人になっても繋がりがありまして、2012年頃に、道頓堀リーグというのがあるけど、やらない?と誘ってもらい、モンスターズに入りまして、今に至ります。

Q:水曜早朝という珍しい日時なのですが、普段どういったお仕事を?

T :「グラブ工房ざんしんどう」というグラブを作る工房を立ち上げまして、自宅兼用にはなるんですけども、そこで毎日グローブを作ってます。自分のブランドと、メーカーさんからの依頼を受けて作ってます。

Q:うぉー、凄い、場所はどちらでやられてるのですか?

T :浪速区にあるんですが、一階のガレージを工房にして、ミシンや機材を入れて、2021年の4月より独立してやらせてもらってます。それまでは、別の仕事をしながら修行をしてました。

Q:それは、指名された里選手もおっしゃってましたが、道具好きが高じてですか?

T :それは、確実に影響を与えてますよね。(スポーツの)小売り店にいた頃から道具を触るのが楽しくて。また、「人が何をつかってるんやろう?」とか、プロ野球選手が「さっきの打席とバッテが違うやん」とか、「あの選手、リストバンド変えてるやん」とか、どうしても道具の方に目が行ってしまうんですよ。

T :ナイスプレーやファインプレーをした時すらもそうで、あの選手なんのグローブを使ってんねやろう?ってプレーの技術的な凄さに目がいくのではなく、道具の方に常に目が行ってしまうんですよ。

T :そんな感じだったのと、選手としては花開かずいたのですが、野球関連の仕事はしたいと常々思ってまして、今に至ります。

Q:まさに、「天職」という言葉しか浮かばないですよね。ちなみにどんなブランドなんですか?

T :私のブランドはファーストミット専門なんですよ。そこにとことんこだわって、その他のグラブは作らないというコンセプトでやってます。もちろん、メーカーさんから頂く仕事は全てのグラブですので、それには対応してますし、作って欲しいとリーグの選手が言えば、どこの守備位置のグラブでも作りますけども。

Q:そうなんですね。グラブ一つとっても、奥が深そうなのは分かりますが、ファーストミット専門というのは聞いた事がないですし、斬新ですね。

T :ブランド名が「Best Follow」というんですが、ロゴを見てもらうと分かりますが、「F」と「3」をあしらってまして、「First」の「F」と守備番号の「3」を入れてます。ですので、このブランドはファーストミットに特化し、とことんこだわり抜いて作ったグラブ・ブランドなんです。

Q:もう、まさに職人さん発想で、ものすごいこだわりが詰まってるんですねー。凄いです。

T :ありがとございます。それでですね、このグラブを来期の道頓堀リーグのチームさんに一つづつオリジナル配色でモニターも兼ねて寄付しようかなと思ってます(熱漢)。道頓堀リーグに長年いて、感謝の気持ちがありまして、なにか恩返しができないかな?と常々思ってたので、是非、提供させて頂きたいのです。

Q:えーーーっまじっすか?こんな凄いグラブを各チームが頂けるんですか?本当にありがとうございます。本当に素晴らしい方ですね。皆さん感謝されると思います。

Q:学生時代の球歴を教えてください。

T :小学校5年から平野リトルリーグに入り、中学校では、大阪ウィングスっていうこれまたリトルリーグに入りまして、高校は、徳島のせいこうがくえんに野球留学に行きました。

Q:えっ!!!「せいこう」って、あの甲子園を沸かせてる高校ですか?

T :残念ながら、違いまして(爆w)、それは「ふ・く・し・ま」の「聖光学院」なんですよー。(´・ω・`) ガクッ!! よく勘違いされるんですよー。私が野球留学したのは、「と・く・し・ま」の「生光学園」なんですよー。(紛らわしくてすいません)しかも野球留学を実施してる私学なのに、甲子園に一回も出たことない学校なんです。ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!

T :3年次には、怪我もあって応援団長でした!レギュラー発表に行きつく前に大方の人選は決まってるので、レギュラー発表があった際には「でしょーねー」でした(爆w)その当時から、裏方仕事は苦ではなかったので、そこを認められて?応援団長に任命されました。

Q:今のお仕事にリンクしてますねぇーー。

T :そして大阪産業大学に、真面目に受験勉強して一般推薦で進学したのにも関わらず、強豪の野球部になんとかかんとか入部しました。しかし、怪我が酷くなり2回生までやって退部しました。

Q:道頓堀リーグのよさを教えてください。

T :リーグ戦になるので、対戦相手と顔を合わせる機会が多く、納会などでも他チームなのに、気さくに話しかけてもらったりして、横のつながりが凄くできるリーグですね。ですから、例えば、チーム間同士でも人数不足によっては移籍したり、してもらったりして、リーグ内で互助しあって野球をできる機会を一つでも多く作るという環境が素晴らしいですね。

あとは、ゴリゴリな強いチームはいなくて、悪魔で草野球で、ふわっとした感じが好きですし、誰でも気軽に参加でき、横のつながりが深いところですかね。

Q:ご自身の意気込みや目標を教えて下さい。

T :自分の目標は、怪我無くですかね(声ちっさ)。それよりも、(チームやリーグに)来てくれた選手が思い切って楽しくプレーる姿を楽しみたいんですよね (声でっか) 。自分がどうっていうんじゃなくってね。なんで、グランド整備に力をいれたいですねー(笑)。それとみんなのケア(グラブの修理含め)ですかね。

Q:なるほどねー、なんか深イーですし、いまのお仕事(裏方気質)に繋がってますよね。こんかいの取材で、鳥居選手の人となりがお分かりいただけたのではないでしょうか?

次回は、道頓堀リーグの「紅一点」スピリッツの直井選手を取り上げます。お楽しみに。

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